Friday, December 28, 2012

プリンタのカラーマッチング

普段は年賀状くらいしかプリントしないのですが、印刷をしてみたら画面と全然違う色になっていてあぜんとする事があります。

被写体やプリント用紙にも左右されると思いますが、特に緑色の変化が大きいようです。 

例えばこんな感じの画像でも

プリントするとこんなとか...

全体的に茶色っぽく、特に花の左下の葉っぱの葉脈の色とかは汚い色になってしまっています。

画像処理ソフトのプロファイルをプリンタのプロファルにすればいいのかと思ってやってみたら、もっとひどくなったりして悩みました。

カメラ屋さんに印刷を頼もうかなとか、8色くらいのプリンタに買い替えるしかないのかなとか思いながら色々やってみたら、キヤノンの DPP というソフトから印刷すると、概ね良好なカラーマッチングがとれる事がわかりました。

流れとしては、Pixelmator などの画像ソフトでカラーマネジメントを sRGB とかに設定した上で、色合いの調整とか文字入れとか全て完成してから Jpeg などで書き出し、DPP でそのファイルを開いて Print with detailed setting... からプリンタのプロファイルを設定してやると、画面とプリンタのプロファイル変換をソフトがやってくれて、狙った色でプリントできる模様。

これでやってみると、見た目ではおおよそ画面と同じプリント結果になってくれました。

なんだ、プリンタはキヤノンじゃなくてもいいんだ...

右のプリントはスキャナの性能のせいか少し明るくパソコンに取り込まれてしまいましたが、その気になればもっと追い込む事も出来るレベルです。

探せば他にも同様の機能を持ったソフトがありそうですが、とりあえずはこれで満足。

ともあれ、年の瀬にムダな出費をせずに済んで助かりました。

Saturday, December 01, 2012

iTunes 11 のフォント変更

iTunes がバージョンアップしました。

早速使用してみたのですが、カバーフローもなくなったし表示も味気なくなってしまって、少しがっかり。

ただ、気のせいかもしれませんが再生される音が今までと少し変わったようで、なんか新鮮な気分です。

いろいろ使ってみて、プレイリスト表示にして使用するのが一番しっくりくるようだったのでカバーフローは「なかったもの」と割り切ってつきあっていきたいと思います。


ただ、それにしても使用されている HelveticaNeue というフォントが馴染めないので、全部 LucidaGrande に変更することにしました。




やり方は、英語環境で使用している場合だと /Applications/iTunes.app/Contents/Resources/English.lproj/TextStyles.plist のバックアップをとってから、Xcode で TextStyles.plist の中の HelveticaNeue という文字列を LucidaGrande に検索 & 置き換え。です。

文字の大きさも気になったので、key 9002 の size が 12 となっているところを 11 に変更すると、今までとの違和感がだいぶ軽減できました。




日本語環境の場合だと多分 /Applications/iTunes.app/Contents/Resources/Japanese.lproj/TextStyles.plist の編集でいけると思います。

レビジョンアップに伴ってカバーフローも復活するといいのですが。

Sunday, November 11, 2012

近頃のプリンターは...

3年ほど前から hp 社の Photosmart C309-G というプリンターを使っているのですが、久しぶりに印刷してみようと思ったら

  1. フォトペーパーが給紙ジャム
  2. モノクロ印字でエラーはないのに印刷結果は真っ白

という二つの現象が発生しました。

「1.」のフォトペーパーの給紙ジャムの方は、カバーを開けた状態で綿棒でローラーを掃除する事でだいぶ良くなりましたが、さらにセットする用紙の厚さが 0.3mm 以上の場合は、給紙方向の紙のエッジを爪で慣らしてから1枚ずつセットしてやると良いようです。

「2.」のモノクロ印字で真っ白は、何度もプリンタの「インクカートリッジのクリーニング」を行っても治らなかったので、ついにはプリンタの分解までやってしまいました。

結局、原因はインクヘッドの目詰まりで、熱湯を入れたトレーの中にしばらくインクヘッドを浸けておいたら治りましたが、分解して驚いたのは「インクカートリッジのクリーニング」を行った際の廃液処理を、最終的にはコットンの固まりで行う構造になっていたこと。

これは十数回程度のクリーニングで装置寿命とする設計であるということで、最初から何年も使える物ではないことを前提としているようです。

プリンタ本体とインクカートリッジの値付けを考えると、hp 社のものに限らず他社の製品も近頃のものは大凡同じ構造となっていると思われるため、今後プリンタを買い替える際にはインクヘッドを外してセルフで清掃できるものを選びたいと思います。

Friday, October 05, 2012

Radeon HD5770 にしてみた


今日はスティーブ・ジョブスの命日ということで、なにをしようかと迷いましたが、結局Appleの売り上げに貢献することにしました。

グラフィックボードの性能さえ上げていけば、OSが新しくなってもマシンを買い替えることなく長期間追従することができると思って4年前に Mac Pro を購入したのですが、ついにその時が来たか という気持ちで、Geforce 8800GT から Radeon HD5770 に換装。

M.Lion ではドライバのインストールなども不要で、ボードを挿してそのまま使用する事ができました。
でも、どんなに高速になったのか期待一杯で立ち上げてみたのですが、あんまり変わらないような気が...

VMware Fusion 4 での Windows 7 のスコアも殆ど変化なしだし、Xbench で確認してみても、青が Geforce 8800GT で、緑が Radeon HD5700 なのですが、OpenGL は2倍ほど高速になったものの、Quatz はほぼ横ばい。

全体的には iPhoto '09 での Raw ファイルの表示が多少早くなって、スクリーンセイバーの Vintage Print というエフェクトも楽々こなしている様子になったのは良かったと思いますが、びっくりするほどの変化はありませんでした。

まぁ、Geforce は保証期間内に一度故障して交換した事もあり、3年程度の寿命のような気もするのでマシンの延命措置としては適当な判断だと解釈しています。


あと、自室でのワイヤレスネットワークの使用頻度が上がってきたので、AirPort Extreme も追加しました。

小型の AirPort Express にしなかったのは、有線ネットワークが物足りないのと、冬期に Cinema Display が冷えているとディスプレイが起動しないという問題を解決する役割も担ってもらおうと思ったから。

今回は10月5日という事で必要と思っていたものを Apple Store で揃えましたが、これであと3年はこのまま不満なく使用していけそうです。

Wednesday, October 03, 2012

M.Lion + Aperture 3.4.1 で iPhoto '09 のライブラリがスクリーンセイバーで選択可能に


M. Lion では iPhoto '09 のライブラリがスクリーンセーバーのスライドショーで選択肢に出てこなくてガッカリしていましたが、Aperture 3.4.1 をインストールすることで選択できるようになりました。

スライドショーのオプション項目がなくなり Ken Burn での縦長写真の処理は残念な感じですが、Vintage Prints というスライドショーが気に入って使用しています。

ただ、Vintage Prints の実行には結構グラフィックボードの負担が大きいようなので、これを機に GeForce 8800 GT から Radeon HD5770 に変更しようかな...

Saturday, September 08, 2012

M. Lion にした

なんか、今までになくアップデートに魅力を感じなかった Mountain Lion (以下 M.Lion と略) ですが、ようやく本番移行することにしました。

Lion を使用しつつ一ヶ月くらい、別パーテーションに M.Lion を入れて試用していましたが、Lion と比べて M.Lion の良い点・悪い点は以下。


(M.Lion の良い点)
  • iPhoto と iTunes や Safari を同時に使用していても、動画の再生に影響が出ない
  • root ユーザーとのユーザースイッチが正常にできる
  • Lion より動作が速い

(M.Lion の悪い点)
  • iPhoto '09 のライブラリでスクリーンセーバができない
  • Safari のトップサイトに星印がつかなくなった

やっぱり悪い点に目をつむっても、良くなった点を優先した方がメリットが大きいと思いました。
写真管理ソフトは、今回の移行にあたり Aperture や Lightroom も試しましたが、撮った写真のパラメータはいじることがないのと、キーワードとかの閲覧性・ブラウザの高速性から引き続き iPhoto '09 を使うことにしました。



あと、今回インストールして気づいた点をいくつか紹介します。


(ログイン時の入力がローマ字モード)

英数キーを押せば英文字入力ができますが、System Preference > Users & Groups > Login Options > Show Input menu in login window にチェックをつけて再起動し、Login 画面の右上のメニューから Romaji を選択すると次回からデフォルトが英文字入力になります。
直ったら Show Input menu ... のチェックは外しても OK 。


(Finder の Inline Progress 表示が止まる)

ギガ単位のサイズのフォルダをコピー中に Finder の表示を別の階層に移すと、コピーが終わっても Inline Progress 表示が途中のままになってしまいますが、Finder の ⌘ + I (Get Info) をすると直ります。


(Dock 内 iPhoto アイコンの Recents ライブラリの消し方 )

iPhoto のライブラリを間違って作ってしまったりすると、Dock の iPhoto を右クリックした時に iPhoto Library が複数表示されてしまいますが、次のオペレーションで消すことができます。
  1. ~/Library/Preference/com.apple.iPhoto.LSSharedFileList.plist を削除
  2. Log out ,Log in もしくは Terminal から killall Dock と入力
まぁ、これは Lion でも同じだと思いますけど...
Preview とか TextEdit とかにも応用できる技です。
(ホームディレクトリの Library 表示)

Lion と同じく Terminal から、chflags nohidden ~/Library と入力


(Safari で文字の大きさを指定)

Terminal から以下を入力

  1. defaults write com.apple.Safari com.apple.Safari.ContentPageGroupIdentifier.WebKit2StandardFontFamily 'Lucida Grande'
  2. defaults write com.apple.Safari com.apple.Safari.ContentPageGroupIdentifier.WebKit2DefaultFontSize 13
  3. defaults write com.apple.Safari com.apple.Safari.ContentPageGroupIdentifier.WebKit2FixedFontFamily 'Consolas'
  4. defaults write com.apple.Safari com.apple.Safari.ContentPageGroupIdentifier.WebKit2DefaultFixedFontSize 11


(iPhoto '09 の iPhoto ライブラリでスクリーンセーバー)
  1. iPhoto '11 をインストールした後に、iPhoto の最上位階層で一旦スクリーンセーバーを設定
  2. Application フォルダから iPhoto を別のディレクトリに移動した後、iPhoto '09 をインストール
  3. iPhoto '09 の最上位階層限定でスクリーンセーバーが設定されます
とりあえず。

Saturday, June 02, 2012

メモリ壊れた

8枚セットしていた2GBメモリのうち、2枚が壊れました。どちらも Hynix のメモリ。

Mac を起動させようとしたら、電源ランプが点滅してグラフィックボードのファンが回りっぱなしだったので切り分けしてみたらメモリ不良でした。

症状としては2毎のうち1枚が上記の状態で、初めて経験する現象。

もう1枚は認識できずにメモリのドーターボード上でエラーランプが点く現象。

こちらの現象は以前にも2回経験していますが、発生するのは決まってこのメーカーのメモリなんですよね。

まだ保証期間ですが修理に出すか、別メーカーのものを買い直すか、考えてしまいます。


PLEXTOR の SSD は、実装して三ヶ月後も問題なく稼働中ですが、なんか最近、一度ははずれを引いてしまっている気が...。

Saturday, March 10, 2012

Intel SSD お役御免

先日、Mac を立ち上げる時にまたプログレスバーが出ました。 

5分くらい待っていたら立ち上がりましたが、システムログを見てみると hfs_swap_BTNode: record #-1 invalid offset (0x0000) とか記録されていて、また SSD 絡みの模様。

これまでを纏めてみると、我が家の Intel SSD は3ヶ月で5回のトラブルが発生。Intel の名誉のために申し上げますが、ネット上では本事例の報告を見つけることができなかったため、たぶんこの症状は本個体に限ったことと思われます。

残された対策手段としては、ファームウェアを再インストールという選択もありましたが、この際思い切って別な SSD に交換することにしました。

二号さんとなるのは、PLEXTOR の M3 Pro というシンプルな型名の SSD です。

なにげに信頼性が高そうだったのでこれにしてみました。

二号さんには故障しないで頑張ってほしい。

Intel の SSD には、OSブートデバイスという役から降りてもらって、今後は Windows でもインストールしたりして使用するつもりです。

で、とりあえず Xbench でスコアを確認してみましたが、なかなかいい値を出してくれました。

グラフの一番下が M3 Pro の値で、Intel SSD 510 より書込み速度が約二倍になっていることが分かります。

グラフは Mac Pro 2008 に歴代実装してきたストレージデバイスの計測結果を網羅していますが、現在使用しているのはそのうちの 3台です。


TRIM の有効化は、今回から MacTrast のページを参考に下記のコマンド操作でやってみることにしました。

~$ sudo cp /System/Library/Extensions/IOAHCIFamily.kext/Contents/PlugIns/IOAHCIBlockStorage.kext/Contents/MacOS/IOAHCIBlockStorage/IOAHCIBlockStorage.original
~$ sudo perl -pi -e 's|(\x52\x6F\x74\x61\x74\x69\x6F\x6E\x61\x6C\x00).{9}(\x00\x51)|$1\x00\x00\x00\x00\x00\x00\x00\x00\x00$2|sg' /System/Library/Extensions/IOAHCIFamily.kext/Contents/PlugIns/IOAHCIBlockStorage.kext/Contents/MacOS/IOAHCIBlockStorage
~$ kextcache -system-prelinked-kernel
~$ kextcache -system-caches

Saturday, February 04, 2012

Intel SSD 510 再びフォーマットが壊れる

前回の不具合対応から三週間ほど経ち、順調に使用できるようになったと思っていたら、先日また立ち上げできなくなってしまいました。

状況としては、写真のように起動時にプログレスバー (※) が出て、いくら待ってもOSが起動してくれない状態です。
※ このプログレスバーが出る場合、ファイルシステムの問題解決のためにテストやキャッシュのクリアをしているようです。

リペアディスクで復旧できるかやってみましたが、Recovery HD (※) の Disk Utility でも、Snow leopard の Disk Utility でも "Incorrect number of thread records" で終了します。
※ こういう時に備えて、Recovery Disk Assistant で Mac OS がバージョンアップする度、USB フラッシュメモリに最新の Recovery HD を作成しておくと安心です。

前回までと違って、今回はディスクのアイコンも見えるし、別な HDD にインストールしてある BOOTCAMP の Windows Vista (※) からだとアクセスできるという微妙な状態でした。
※ BOOTCAMP で Windows から立ち上げる際、接続された SSD が不調だと STOP=0x00..00A のブルースクリーンになってしまうようで、問題なく認識してくれるまで何度か再起動を繰り返す必要がありました。

SSD が壊れた場合、メールのデータとか入っているし、むやみに「故障したから交換してください。」という訳にはいかないので、もう少し改善策を模索してみることにしました。


- 追加施策 -

とりあえずは再フォーマットだけで回復できそうですが、再発されると困るので今回二つの施策を施すことにしました。

① 一つ目は、前回やらなかった Intel SSD Toolbox からの "Secure Erase" 。

これ、SSD の全データの完全消去という安心コマンドなのですが、パーテーションがない状態で、電源が入ったまま SSD の電源コードを抜き差しする必要があるので、ちょっと躊躇してしまう作業です。

パーテーションがない状態にするのは、EFI システムパーテーションの削除で手こずりましたが、Windows の diskpart というユティリティでなんとかクリア。

また、電源コードを抜き差しという点については Mac Pro に実装している状態だと電源が入ったまま SSD を抜き差しすることになるのですが、ポートごとに SATA コントローラーが実装されているから大丈夫だろうと、画面の指示通りやってみたら成功しました。

② 二つ目は、不具合発生のタイミングを思い出してみると、夜寝る時に Mac の電源を切らないで翌朝シャットダウンした、その次の電源オン時のような気がするので、System Preference > Energy Saver > Put the hard disk(s) to sleep when possible をオフにしてみることに。

最初の不具合が購入から3週間後、今回も前回の修復から3週間後だったので、1ヶ月ほど様子を見て再発するようなら、今度は PLEXTORM2P か OCZ の燃料の名称が付いている SSD にチャレンジしてみようと思います。


(おまけ)

Option キーを押しながら電源を入れると出てくる Recovery HD のアイコンが嫌いな方は、ターミナルから diskutil list とコマンドを打つと、ディスクの内容の一覧が出ますので、ここで Recovery HD が見えれば、diskutil mount 'Recovery HD' と打つことで不過視だった Recoery HD が Finder から見ることができるようになります。

あとは、いつものやり方でディスクアイコンを変更してやると、Option キーを押しながら電源を入れる時に出てくるアイコンも変わります。

Monday, January 30, 2012

Intel 510 Series SSD

Mac Pro 2008 にSSD を追加した時の顛末です。長いので4章に分けて記載しました。

-SSD導入-

そろそろ SSD も手を出し易くなってきたため、うちの Mac Pro にも導入することにしました。
導入にあたって、なぜか SSD = Intel というイメージがあったため、将来 Mac を買い替えた場合にスピードアップも狙える 6Gbps 対応の 510シリーズを選択、Mac Pro への実装手段としては、ICY Dock のコンバーターケースを用意しました。

Mac OS 10.7 をインストールし、Time Machine でデータを移行。何事もなく完了しました。

今まで40秒程度だった起動時間が15秒程度に大幅に短縮してくれたので、気を良くして Xbench というベンチマークソフトでディスク性能を測ってみました。

グラフの一番下が SSD の結果です。数値の単位は MB/sec。 うちの Mac Pro で歴代使用したディスクと比較しても相当早いです。

Mac Pro の SATA は 2.0 の規格なので転送速度は最大 3Gbps なのですが、特にシーケンシャルリード(256K) の場合 約228MB/sec で、インターフェースの性能を充分活かせるものであることを確認しました。


-SSD不調-

ただ、週に1度くらいの頻度で SSD のフォーマットが壊れてしまう状況が発生。

すらっと書きましたが、これが発生するとOSが起動しなくなってしまいます。

発生するたび、Snow Leopard をインストールしていたディスクを実装して、Snow Leopard で起動して再インストールをするのですが、3回目に同じエラーが発生した時は原因の究明が必要と思いました。






まず、見るからに怪しいコンバーターケースを疑ってみると案の定、SATA の電源コネクタのピン処理に短絡部分を発見。

SATAの電源の規格を調べてみると
1-3Pin ... +3.3VDC
4-6Pin ... GND
7-9Pin ... +5VDC
10-12Pin ... GND
13-15Pin ... +12VDC
で、短絡しているのは 4-5Pin なので電気回路的には問題なさそうなのですが、製品としての信頼性に欠けるのと、変換回路という故障率を上げるだけの余分なものは排除した方が良さそうだったため ICY Dock のケースの使用はやめることにしました。


-SSD環境整備-

代わりに秋葉館から販売されている SSD Mounter for Mac Pro という変換コネクターを用いないものに変更。

これだと、SSD 自体のコネクタ位置を Mac Pro のメディアベイに合わせるだけなので、壊れる心配はありません。







ついでに、Snow Leopard の Boot Camp で Windows Vista をインストールし、Intel から出ている SSD Toolbox を動作させソフト的メンテナンスを実施。

Superfetch/PreFetch などが最適化されていない状態だったので最適化して、診断用完全スキャンで問題のないことを確認した時はホッとしました。

念のため、Mac OS 10.7 は Disk Utility で完全フォーマットした後に新規インストールを実施。

写真や音楽データ、書類関係は別ドライブで運用しているので、一からインストールし直ししても OS とアプリケーションを入れるだけでいいのですが、それでも Mac OS 10.7 は Flet's でのダウンロードからで、アプリケーションもイメージ化していたので、やってみると1時間程度ですべて完了出来るようになっている現実に、時代の進化を感じました。


-SSDその後-

以上で記載した内容は、昨年末から年始にかけての作業だったのですが、その後は異常ないようです。
おそらく不調だった原因は、SSD Toolbox で設定する項目をやらないで Mac OS をインストールしたためだと思いますが、これ、Windows を別ドライブにインストールしていないと使用することが出来ないので、ちょっと敷居が高いですよね。

また、Mac でも Trim Enabler というソフトで TRIM 機能をオンにすることが出来るのですが、Xbench で確認してもベンチマーク結果に変わりはないようだし、現在は TRIM を機能させた状態で安定して使用できています。以上、SSD 導入の顛末でした。

Saturday, January 28, 2012

Precision 6D 引退につき

今年に入ってから、TANNOY Precision 6D が電源を入れるたびにものすごいノイズが出るようになってしまいました。

このスピーカー、音はすごく気に入っていたのですが、導入時から同様の不具合があって購入後3年間で、ドライブ基板交換を2回、丸ごと交換を1回やってもらっています。

で、毎回壊れるのは前回修理に出した方なんですよね。

前回修理から戻ってきた時に念のためスピーカーの左右を変えていたのですが、今回も壊れたのはやっぱり前回修理に出した方。

さすがに今回で4回目だし保証も切れていたので、壊れていないスピーカーの部品を使って切り分けしてみると、写真のトランスの隣の電源基板が不良のようです。

そして分解してわかったことは、素子の固定用途であちこちに無造作に塗られている接着剤が、変質して導通状態になっていたこと。それから素子単位で同じ部品を交換しようとしても、中国製で手に入りにくいこと。

これではまた修理しても、すぐに故障してしまいそうなので、Precision 6D の修復はあきらめることにしました。

で、後継を選択するにあたって考えたことは
  • Precision では残留ノイズが高めでニアフィールドでは結構気になるレベルだったので、カタログ値で小残留ノイズレベルがうたわれていること
  • 6インチの音圧感と同軸スピーカーの定位の優位性に慣れた耳でも満足感を得られること
  • 和風8畳程度の部屋に見合ったものと考えると、前面バスレフと5〜6インチ程度のユニットを備えていること
Precision 6D の残骸を横目に、だいぶ悩みました。

で、結果として選択したのが NEUMANN KH-120A

最初に見た時は小さいな〜 と思ったのですが、それに不釣り合いなくらいの立派な電源ケーブル (外径 10mm のケーブルで二極アース付きプラグ) が付属していて、音へのこだわりが感じられます。

肝心の音については、1週間ほど夜通しのエージングを行ってから、Logic Pro のテストトーンでパンニングを左右に振ったりしながら後面の Acustical controls を設定した後、いろいろなソースを確認してみました。

驚きました。Precision 6D より1サイズ小さいのにも関わらず、中低音域も、音の定位も、Precision と違う次元といってもいいほど良いです。

低音は、自らの重量で抑えられないほど出るため、制振ゴムを敷かないと若干のビビリ感すらあるほどだし、音圧が体に響く感触があります。木造畳部屋でこれなので、環境によってはもっとすごいかもしれませんけど。

音の定位についても、楽器ごとの表情をすごく良く捕らえられるし、それぞれの位置、リバーブの掛かり具合も良くわかります。なんというか、聖徳太子になった気分。

音量の幅も扱いやすいし、これからは音楽をより楽しむことができそうです。

ただ、気になったのが NEUMANN ロゴを DipSW で点けない設定にしても、微妙に点灯するところ。

このスピーカーの残留ノイズは、カタログ上10cmの距離で20dB以下と低いことと、後面に電源スイッチが1つしか付いていないことを考えると、常時電源オン状態とするのがいいのかもしれません。




(おまけ)

ついに Logic Pro はバージョン 9.1.6 でバウンス処理をマルチコアでやってくれるようになりました。

App Store でもだいぶ安く購入できるようにもなったし、これから始める人がうらやましいです。

Sunday, January 22, 2012

三代目Mac Drive Through

1998年に開始したホームページ、2009年から2010年まで公開したホームページ (引っ越しによるプロバイダ解約のため現在閲覧不可) に引き続き、今回ブログとして Mac Drive Through を細々と開始することにしました。

理由は、最近 Mac を使うにあたって悩んだりしたことがいろいろあって、これを記録しておきたいと思ったからです。

まずは現在の構成を記します。
  • Mac Pro 2008 Early
    • Memory 2GB*8
    • SSD 120GB, HDD 2TB, HDD 3TB
    • GeForce8800GT 512MB
  • 30inch Cinema Display
  • Magic Mouse
  • iSight
  • Duet
  • KH-120A

昨年末に SSD に OS をインストールして、今年スピーカーを Precision 6D から KH-120A に変更しました。

まぁ、昨年末からの変更箇所がこのブログを始めようと思ったきっかけとなったのですが、次回から少しずつ記載していこうと思います。