1枚壊れるとベアになっているメモリも認識しなくなるので、結構ダメージが大きいんですよね...
うちの Mac Pro のメモリは1年毎に壊れているような気がしますが、そろそろこの規格のメモリも手に入りにくくなってきているので、また故障しないよう今のうちに何かしらの手を打っておかないといけなさそうです。
ネットで調べてみると Mac Pro のメモリ故障はかなり発生率が高いようで、色々考えてみると FB-DIMM 自体が仕様的に高温になることに問題があるように思います。
そこで、Temperature Monitor というソフトで現在の内部温度を確認してみると、アイドル時でメモリモジュールが場所によって 53〜59℃、電源ユニットに至っては 66℃ って... まぁこれじゃあいつ壊れてもおかしくないか...。
ちなみに Mac Pro にサーキュレーターで風を送っても内部温度に変化なし。
また、故障したメモリの温度は測れませんでしたが、故障部位のメモリはさらに高い温度で運用されていた可能性もあったかも。
- 内部のほこり清掃によるエアフローの正常化
- ファンコントロールをカスタマイズ
掃除は、いつかはやろうと思っていたので今回の故障はいいきっかけになりましたが、さっそく CPU のヒートシンクの汚れに愕然...
こんなにほこりが入っているとは!
構造上、フロントファンから吸気された外気が、CPUヒートシンクを経由してメモリモジュールを冷やし、リアファンで排気されるようになっているので、ここが詰まっていては元も子もありません...。
フロントファン、リアファン、電源と外していき、その都度ブローでプシュプシュ掃除していったのですが、Mac Pro はメモリやディスク、増設カードの交換は本当に簡単にできるようになっているのに対し、その他の部分は Apple 独特の構造で分解組立は結構大変でした。
今回メインボードには手をつけませんでしたが、そこまでやったら確実に 3時間とか 4時間とか掛かってしまいそうです。
Transcend のメモリは永久保証だったのですが、もう何回も保証交換をしてもらっているので iRam 製のメモリにすることにしました。
次に壊れるときは市場に Mac Pro 用のメモリがない なんてこともあり得るため、これは壊れてほしくありません。
内部清掃だけでは片手落ちなので、 常時内部温度を適正化できるよう、Macs Fan Control というソフトでファンの回転速度のカスタマイズも行いました。
具体的にはメモリモジュール1の温度を 52℃以下、電源は 63℃以下に保つよう各ファンが動作するように設定。
かくして、適正と思われる範囲の内部温度にすることが出来ました。
Mac Pro 2008 には全然不満がなく、あと 3年は故障してもパーツ交換で対処していきたいと思っているため、これで故障率が下がってくれればいいのですが...