Sunday, October 11, 2015

iPhoneを同期させてもApertureのライブラリが同期してくれない場合は


最近、iPhoneを同期させた時に「Importing Photos」の状態のまま先に進まないことが多いため、考察してみました。
まず思い当たったのが、iPhoneの同期設定でライブラリの選択肢の右側に対象となる写真の枚数が出ていないとダメであること。


この枚数が出るのには過程があって、iTunesを立ち上げてから MediaLibraryService というプロセスが実行され、iTunes が結果を引き継ぎ処理されてから表示される模様。

私の場合だと、この間およそ2分。

なので、iPhone をMac に接続し、iTunes を起動させてからしばらく置いた後、同期させると失敗がないようです。

Apertureのライブラリをリビルドしたら少し早くなった気がしますが、たまにはリビルドさせるのもいいかも。

あともう一つ、Apertureのライブラリを外部ドライブなど Home ディレクトリ以外に置いている場合は、~/Pictures/ の配下にライブラリのショートカットをいれておいた方が良いと思います。

Sunday, September 01, 2013

M.Lion の Disk Utility は仕様が変わった?

音楽や写真のデータが増えてきたので、4TB の HDD を追加した際の顛末です。

追加した HDD は、Western Digital の WD4011FAEX という HDD。

Mac だったら何も考えなくていいと思って、自分の好みだけで 4TB のものを選んだのですが、まさか Disk Utility でフォーマットが失敗するとは思いませんでした。


どうゆう事かというと、ボリュームを作るとディスク名称もボリューム名と同じになるばかりか、GUID パーテーションにもならなかった模様。

右のキャプチャ (クリックすると大きくなります) で説明すると、ディスク名称は通常、"ディスク容量 + ディスク型式"となるはずなのに、ボリューム名称と同じ Time Machine HD という名称になっていて First Aid と Partition しか処理を選べなくなっています。

ネットを検索してみると、普通はこんな現象になることはないようですが、Apple の Discussions に事例があったので、解決できるかやってみました。


ターミナルから diskutil cs list と打って物理ディスクの情報を見ると、右のような情報が出力されるため、どうやら Discussions の事例と同じ状況の模様です。

Discussions に倣って、Logical Volume Group の UUID を指定した次のコマンドで、誤ったディスクの認識状態を削除できました。
diskutil cs delete UUID

※うちでの例の場合、UUID は 9144D462-E94F-481E... の文字列となります
そして更の状態になったら、パーテーションを 1 Partition で作成し、ボリュームの名前を設定すると、うまく認識してくれました。


どうも、今までは新しいディスクをセットしたら、Disk Utility の Erase 処理でボリューム名を指定していた記憶があるのですが、今回はそれが原因であるようです。

ディスクの搭載ベイに関わらず、新しいディスクをセットして、Partition の処理から一つもしくは複数のボリュームを作成すると、今回のような事にはならない模様。

これが Mountain Lion からの仕様変更なのか、4TB のディスクだからなのかはよくわかりませんが、原因が判明したので良しとしたいと思います。

そしてようやく使えるようになった 4TB の HDD ですが、Xbench で計ってみるとさすがに新しい技術によって高速化されたディスクである事が分かります。

さすがにランダム処理では磁気ヘッドのない SSD には敵いませんが、5年前の HDD と比較すると技術の進歩に驚きを隠せません。

使えるまで手間のかかった分、長く使用していこうと思いました。

Saturday, August 10, 2013

装置内温度について

前回 Macs Fan Control でメモリとか電源とかの温度をあまり上げないような設定をしましたが、少し問題があることが判明しました。

それは、電源ユニットだけはスリープしている間も温度が高くなっているのですが、スリープ解除時のその対応動作について。

右のスリープ解除後の温度推移のスクリーンショットで説明すると、メモリなどのロジック部が休止状態から平常動作に移行するのに伴い通常動作温度へと上昇していくのに対して、電源だけはスリープ時に上昇してしまった温度を即刻下げようと、しばらくの間電源ファンが盛大に回転するという、少し不安を感じさせる動作になってしまいます。

Mac OS X のデフォルト動作では、スリープ解除時に電源が 70℃程度というのは別に慌てるほどではないという考え方からか、ゆったりしたファンの回転で温度制御を行うようですが、ネットで検索される電源故障の事例数を考えると、せめて使用していない状態での内部温度は出来るだけ上昇しないようにしたいところ。

結局、Mac Pro の故障率を人為的に下げる手段としては、Macs Fan Control で通常の内部温度をデフォルトよりも低く抑えるのに加え、「スリープをさせない」、「しばらく使用しない時はシャットダウンする」という運用を併用するのが良さそうです。

私の場合、明示的にスリープを指示するより、一定の未使用時間でスリープさせることが多いため、環境設定でスリープさせないように変更しました。

Saturday, July 20, 2013

またメモリ壊れた...

去年の6月に Hynix のメモリが 2枚壊れて、Transcend のメモリに交換して 12GB 体制としていたのですが、先日 Transcend のメモリも 1枚壊れてしまいました。

1枚壊れるとベアになっているメモリも認識しなくなるので、結構ダメージが大きいんですよね...

うちの Mac Pro のメモリは1年毎に壊れているような気がしますが、そろそろこの規格のメモリも手に入りにくくなってきているので、また故障しないよう今のうちに何かしらの手を打っておかないといけなさそうです。


ネットで調べてみると Mac Pro のメモリ故障はかなり発生率が高いようで、色々考えてみると FB-DIMM 自体が仕様的に高温になることに問題があるように思います。

そこで、Temperature Monitor というソフトで現在の内部温度を確認してみると、アイドル時でメモリモジュールが場所によって 53〜59℃、電源ユニットに至っては 66℃ って... まぁこれじゃあいつ壊れてもおかしくないか...。

ちなみに Mac Pro にサーキュレーターで風を送っても内部温度に変化なし。

また、故障したメモリの温度は測れませんでしたが、故障部位のメモリはさらに高い温度で運用されていた可能性もあったかも。

で、こういう状態を改善しようと、次の二点を実施することにしました。
  1. 内部のほこり清掃によるエアフローの正常化
  2. ファンコントロールをカスタマイズ


掃除は、いつかはやろうと思っていたので今回の故障はいいきっかけになりましたが、さっそく CPU のヒートシンクの汚れに愕然...

こんなにほこりが入っているとは!

構造上、フロントファンから吸気された外気が、CPUヒートシンクを経由してメモリモジュールを冷やし、リアファンで排気されるようになっているので、ここが詰まっていては元も子もありません...。

フロントファン、リアファン、電源と外していき、その都度ブローでプシュプシュ掃除していったのですが、Mac Pro はメモリやディスク、増設カードの交換は本当に簡単にできるようになっているのに対し、その他の部分は Apple 独特の構造で分解組立は結構大変でした。

今回メインボードには手をつけませんでしたが、そこまでやったら確実に 3時間とか 4時間とか掛かってしまいそうです。

Transcend のメモリは永久保証だったのですが、もう何回も保証交換をしてもらっているので iRam 製のメモリにすることにしました。

次に壊れるときは市場に Mac Pro 用のメモリがない なんてこともあり得るため、これは壊れてほしくありません。

内部清掃だけでは片手落ちなので、 常時内部温度を適正化できるよう、Macs Fan Control というソフトでファンの回転速度のカスタマイズも行いました。

具体的にはメモリモジュール1の温度を 52℃以下、電源は 63℃以下に保つよう各ファンが動作するように設定。

かくして、適正と思われる範囲の内部温度にすることが出来ました。

Mac Pro 2008 には全然不満がなく、あと 3年は故障してもパーツ交換で対処していきたいと思っているため、これで故障率が下がってくれればいいのですが...

Friday, December 28, 2012

プリンタのカラーマッチング

普段は年賀状くらいしかプリントしないのですが、印刷をしてみたら画面と全然違う色になっていてあぜんとする事があります。

被写体やプリント用紙にも左右されると思いますが、特に緑色の変化が大きいようです。 

例えばこんな感じの画像でも

プリントするとこんなとか...

全体的に茶色っぽく、特に花の左下の葉っぱの葉脈の色とかは汚い色になってしまっています。

画像処理ソフトのプロファイルをプリンタのプロファルにすればいいのかと思ってやってみたら、もっとひどくなったりして悩みました。

カメラ屋さんに印刷を頼もうかなとか、8色くらいのプリンタに買い替えるしかないのかなとか思いながら色々やってみたら、キヤノンの DPP というソフトから印刷すると、概ね良好なカラーマッチングがとれる事がわかりました。

流れとしては、Pixelmator などの画像ソフトでカラーマネジメントを sRGB とかに設定した上で、色合いの調整とか文字入れとか全て完成してから Jpeg などで書き出し、DPP でそのファイルを開いて Print with detailed setting... からプリンタのプロファイルを設定してやると、画面とプリンタのプロファイル変換をソフトがやってくれて、狙った色でプリントできる模様。

これでやってみると、見た目ではおおよそ画面と同じプリント結果になってくれました。

なんだ、プリンタはキヤノンじゃなくてもいいんだ...

右のプリントはスキャナの性能のせいか少し明るくパソコンに取り込まれてしまいましたが、その気になればもっと追い込む事も出来るレベルです。

探せば他にも同様の機能を持ったソフトがありそうですが、とりあえずはこれで満足。

ともあれ、年の瀬にムダな出費をせずに済んで助かりました。

Saturday, December 01, 2012

iTunes 11 のフォント変更

iTunes がバージョンアップしました。

早速使用してみたのですが、カバーフローもなくなったし表示も味気なくなってしまって、少しがっかり。

ただ、気のせいかもしれませんが再生される音が今までと少し変わったようで、なんか新鮮な気分です。

いろいろ使ってみて、プレイリスト表示にして使用するのが一番しっくりくるようだったのでカバーフローは「なかったもの」と割り切ってつきあっていきたいと思います。


ただ、それにしても使用されている HelveticaNeue というフォントが馴染めないので、全部 LucidaGrande に変更することにしました。




やり方は、英語環境で使用している場合だと /Applications/iTunes.app/Contents/Resources/English.lproj/TextStyles.plist のバックアップをとってから、Xcode で TextStyles.plist の中の HelveticaNeue という文字列を LucidaGrande に検索 & 置き換え。です。

文字の大きさも気になったので、key 9002 の size が 12 となっているところを 11 に変更すると、今までとの違和感がだいぶ軽減できました。




日本語環境の場合だと多分 /Applications/iTunes.app/Contents/Resources/Japanese.lproj/TextStyles.plist の編集でいけると思います。

レビジョンアップに伴ってカバーフローも復活するといいのですが。

Sunday, November 11, 2012

近頃のプリンターは...

3年ほど前から hp 社の Photosmart C309-G というプリンターを使っているのですが、久しぶりに印刷してみようと思ったら

  1. フォトペーパーが給紙ジャム
  2. モノクロ印字でエラーはないのに印刷結果は真っ白

という二つの現象が発生しました。

「1.」のフォトペーパーの給紙ジャムの方は、カバーを開けた状態で綿棒でローラーを掃除する事でだいぶ良くなりましたが、さらにセットする用紙の厚さが 0.3mm 以上の場合は、給紙方向の紙のエッジを爪で慣らしてから1枚ずつセットしてやると良いようです。

「2.」のモノクロ印字で真っ白は、何度もプリンタの「インクカートリッジのクリーニング」を行っても治らなかったので、ついにはプリンタの分解までやってしまいました。

結局、原因はインクヘッドの目詰まりで、熱湯を入れたトレーの中にしばらくインクヘッドを浸けておいたら治りましたが、分解して驚いたのは「インクカートリッジのクリーニング」を行った際の廃液処理を、最終的にはコットンの固まりで行う構造になっていたこと。

これは十数回程度のクリーニングで装置寿命とする設計であるということで、最初から何年も使える物ではないことを前提としているようです。

プリンタ本体とインクカートリッジの値付けを考えると、hp 社のものに限らず他社の製品も近頃のものは大凡同じ構造となっていると思われるため、今後プリンタを買い替える際にはインクヘッドを外してセルフで清掃できるものを選びたいと思います。